禁煙している自分=なりたかった自分=喜ばしい自分
人生には限りがあります。
だから、生きているうちにやれることは限られています。
しかし、欲張りな私はそのことを忘れがちです。
あれもやりたい、これもやりたい…
あれもできるはず、これもできるはず…
あれもできなければ、これもできなければ…
歳を取れば取るほど「も」に注意ですね。
人生には継続も大切ですけど、
やめることも同じくらい人生には有益ですね。
これまでの人生で、やめて良かったものの一つに、
タバコがあります。
20代の頃「いつかやめたいな」と思いながら吸っていました。
仕事が休みの日には、1日に20本以上吸っていた記憶があります。
30歳位の時、禁煙するためではなく、たまたま明日から連休というタイミングがありました。
ふと、明日からタバコをやめてみよう、と思ったのです。
その日の喫煙を最後に、タバコは吸っていません。
禁煙できたのです。
それまで、減煙や禁煙にチャレンジしたことはありました。
でも、結局また元の吸い方に戻っていました。
では、なぜ連休前のあの日、禁煙できたのか。
今思うと、やめることができるタイミングだった、
というのが一番の理由のような気がします。
それなりにガマンはしたけれど、
あまり無理なくやめられた気がしているのです。
物事がうまくいくタイミング。
無理なく進むタイミング。
タバコをやめている状態が、自分が望んでいる状態。
吸わない自分を喜んでいる自分がいました。
素直にそう思えたことが、禁煙に成功した最大の要因だと思っています。