相手にどうなってほしいのか、具体的にイメージできていますか?
相手にどう思われるのかを気にしすぎていませんか?
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」とはカナダの精神科医 エリック・バーンの言葉です。
とはいえ、ふだんの人間関係において、「わたしはあなたにこうしてほしい」と伝えたい場面は少なからずあるものです。
たとえば夫として妻へ、親として子へ、先輩や上司として同僚へ…ときにわたしたちはその役割に生きることがあります。
そのようなとき、あなたは相手に伝えられていますか?(もちろん伝えないことを選んだのなら、それはそれでよいのです)
あるいは、相手が受け止められる形で伝えられているでしょうか?
- 伝えようかどうしようか迷い、結局伝えることを諦めてしまう。
- 思い切って伝えたけれど、「いや、べつにどっちでもいいんだけどね」というような態度で、妙に謙ってしまう。
- 相手に言うことを聞かせようと空回りし、自分でも後悔するくらい強く言い過ぎてしまう。
このような経験はないでしょうか?
相手と話す前に、以下のことを考えてみてはどうでしょうか。
- こうなってほしいという姿を具体的にイメージできているか?それを言葉で伝えることができるのか?
- 伝えることでわたしが相手にどう思われるのかを心配しすぎてないか?
これらが整理できたら、あとは信じて話してみます。
伝え方のテクニックも大切ですが、まずは相手を大切にしている気持ちを土台にし、自分の言葉で丁寧に伝えてみます。
伝えたら、それを相手がどう受け止めるのかは相手次第。
まさに「他人は変えられない」です。